ナカニシさんのまだ始まっていない世界とJ

Jの世界

Jの世界

世界と言うのはつまり…
しょっちゅう終わったり始まったりしているわりには終わりも始まりも見た者は誰もいないというアレで、どこが果てだか中心だかは、ほとんど言った者勝ちだとされている。

数学者によれば、
果てと中心の両方を特定できれば、世界の全体を表す数式を導けるとのことだが、
現在のところ、その試みはまるで成果が上がっていない。
どちらか一方を特定すると、もう一方が曖昧になるという不確定性原理が働いているから…というわけではなく、
一般に、世界の果ての存在を確信する者は世界の中心に意識が向かず、
世界の中心に興味がある者は、世界の果てをファンタジーだと思う傾向があるかららしい。

真偽はともかく、世界の成り立ちを考える上で、
この傾向は一考の価値があると言えるだろう。

「Jの世界」と名付けられたこの世界は、一冊の本となっている。
印刷された紙の本であり、有限な存在だ。
ここに世界の全てが収まっているとすれば、
この本の輪郭は「世界の果て」であると言える。

逆に、この本が「世界の中心」であるとすれば、
この本の輪郭は、世界の果てを意味するものではなく、
あくまで本として物質としての限界に過ぎず、
Jの世界の果ては無限に広がっていると考えられる。

はたして正解はどちらか?

どっちでもないかも知んないね…と思えたら、いいぞ、その調子で行こう。
Jの世界もナカニシミエの世界も、まだ始まったばかりで、
その先には、まだ始まっていない世界も控えている。

世界の始まる瞬間を目撃できるかどうかは分からないけど、
Jの世界がどんな世界だったのか分かるのは、それよりきっとずっと先だ。

 

ナカニシミエ・本 Jの世界
http://store.retro-biz.com/page_detail_296.html

 

ところで、ナカニシミエさんが挿絵を担当した本が25日に発売されます。
https://twitter.com/nm4j/status/216090579006783488

ぜひお近くの本屋で探してみて下さい。

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