観に行った舞台の戯曲を紹介してみる(2011-2012)

架空ストアで取り扱っている戯曲の中で、僕が実際に公演を観たものを紹介してみようかと思い立ちました。
個人的な観劇記録も兼ねて。記録する必要は特にないですが。

最初に念のためお断りしておきますと、とても偏ってます。
まずは2011年9月から2012年11月まで。

■関村俊介 「準決勝」
あひるなんちゃら 下北沢駅前劇場
2011.9.5

関村さんにお誘いいただいて初めて観に行ったあひるなんちゃら。
堀さんのつっこみや松木さんの奇妙な呼吸、三瓶さんの怪しさなど、
このままずっと眺めていたくなるような要素が満載。
最近のあひるなんちゃら(黒岩さん退団後)の作品の方がバランスが良くて旨味が多いと思うけれど、
中心となって引っ張っていく役者が1~2人いれば、経験の浅い団体でも比較的上演しやすい作品かも知れない。

余談ですが、「終演後のロビーで会話」がどうにも苦手な僕は、いつも逃げるように帰ってしまうので、
関村さんに直接ご挨拶をするのは、これから1年以上経た2012.12のタルフ兄弟の時になります。

→あひるなんちゃら公演履歴「準決勝」

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■関村俊介「まあまあだったね」
あひるなんちゃら 下北沢OFF・OFFシアター
2012.3.7

二回目のあひるなんちゃら。男ばかり10人。
今読みかえしてみると「あれ?こんなに面白かったのか…」と思うので、僕は女の子が舞台上にいないと注意力散漫になるのだと思う。
男子高出身の30男だからそのへんは許してもらいたい。
宇宙に行く予定はないし、いつか行けるとも思えないけれど、実際に行った人はいるんだよなあと、当たり前のことをあらためて思ったり。
読んでるうちに、自分の劇団での配役を考えてみたくなったら、やるべき。

→あひるなんちゃら公演履歴「まあまあだったね」

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■関村俊介「ニアニアフューチャ」
あひるなんちゃら 下北沢駅前劇場
2012.8.6

またあひるなんちゃら。何も起こらなさがすごい70分。実は起こってるんだけど起こらない。舞台の外でドラマティック。
そのドラマティックさが近未来のせいなのかどうかは分からないけれど、眺めているだけでさっきより少しだけ近未来に進んでいるのは間違いなくて、それに気付いたり気づかなかったりしながら、そのうち答えが出るかもね。
ほっといたらそのうちたどり着く近未来。いろんな配役で楽しめそうな逸品。

→あひるなんちゃら公演履歴「ニアニアフューチャ」

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■冨坂友「ナイゲン(2012年版)」
アガリスクエンターテイメント シアターミラクル
2012.9.15

シアターミラクル支配人(当時)の星くんからお誘いのメールをもらって、その日の晩に駆け付けたナイゲン。
とにかく星くんのメールが熱かったのでハードルは上がりまくっていたのだけど、それを軽々と飛び越える面白さで、
脚本も演出も素晴らしいのだけど、稽古場で全員で面白いものを生み出すカラクリが見事に機能している団体だなという印象。
観終わった後で、批評とかじゃなくて、とにかくいろいろ誰かと語りたくなったのを憶えてます。
腕に覚えのある劇団はぜひ上演にチャレンジしてもらいたいけど、やってみて初めて分かる難しさが大量に潜んでいるような予感が…

→アガリスクエンターテイメント公演情報「ナイゲン(2012年版)」

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■関村俊介「タルフ兄弟」
つよしとひでき 根津マルヒ
2012.11.26

二人芝居。しかも上演中はお互いに顔を合わせることがなくて、それどころか観客も、選ぶ席によってどちらか一人の役者しか見えないという縛りがすごく良い感じ。扉の向こうで何が起きてるのか分からない間が非常においしい。
会場がかなり特殊な環境だったおかげもあって、珍しい体験をしたなと思えるお得感。好き。
読んでもかなり楽しい戯曲なので、初めて読むならこのへんから手を付けてみても良いかも知れない。
ただし、最後にメッセージとかオチとか大団円とか期待する人には向いてないので要注意。

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少しでも気になる作品があったら、とりあえず試し読みをしてみて下さい。
長くなってきたので2013年以降は別記事にします。