総集編第2弾!架空非行第14号をリリースしました

9月1日にフリーペーパー架空非行第14号をリリースしました。今年の夏は妙に暑かったり寒かったりの繰り返しでしたので、9月だよ!と言われても、早いような遅いようなよくわからない気分です。

前号に引き続き総集編となります。今年2月の第7号から7月の第12号までを振り返って、ああ、この作品好きだったな…と当時の気持ちがよみがえるような作品を集めてみました。

奇まぐれ屋さんの「春を抱き夢うつつ」は、第9号「桜の森の満開の下」に掲載した作品で、わたりさえこさんを皮切りに、本家坂口安吾まで突き進む濃密なラインナップの中で、香りのしない風が一瞬で吹き抜けるような、涼やかな筆致がとても心に残りました。ふと我に返るような、だけどそれも現実ではないような。第9号の中でも特に大事な位置を占めた作品だと思います。

わたりさえこさんの「それではおしまい、では次の方。」は第11号「デイジー・チェインソー」からの作品、タイトルが秀逸ですね。古き良きSFの匂いも感じられます。はっきりくっきりとした語り口が小気味良くて、終盤で脳裏に浮かぶ光景の鮮やかさには、いまだに心拍数の上がる思いがします。

葉原あきよさんの「追いかけっこ」は、猟奇的になるギリギリのところでクイックターンしてポップに転じる技巧が光る作品、これも第11号からです。緑から始まってピンクで終わる色彩の変化がとても好きです。デイジー・チェインソーというテーマを、余すところなく昇華させた一作と言えるでしょう。

氷砂糖さんの「拾った物は」は、一行目がすべてのような作品。だけどその後の物語が蛇足にはならず、一行目をしっかり発酵させているのがさすが。見習いたい作品です。こちらは第12号「パレードの落とし物」から。

 

以上、4作品にくわえて試し読みが4つ。第13号とは双子のような関係になりました。いや、第13号の方が作品が1本多いので、アダムとイブのような関係でしょうか。だからと言って特に意味はないですけれど。

架空ストア実店舗店頭での配布および、通販時の同封で入手できます。9月末まで。ダウンロードでの提供もありますのでぜひどうぞ。

 

総集編はこれにて終了いたしまして、第15号から新たな試みを開始できればと思ってます。まだ何のアイディアもありませんが、きっと何とかなるでしょう。楽しみです。

近日中に、何らかの告知ができればと思ってます。
「困ってます」とかいう告知でないようにしたいものです。

 

ではでは。